よくあるお問合せ

1. グループホームとは?

正式には認知症対応型共同生活介護といいます。認知症と診断された、要支援2から要介護1~5までの方が、1ユニット(1フロア)最大9名で生活をします。
認知症ケアの専門的な関わりの中、認知症の進行緩和をひとつの目的とし、その人らしくその人が安心して過ごす事を目的としています。

2. 認知症とは?

原因は様々ですが、多くの原因は「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」です。認知症は脳の器質障害による病気で、老化による物忘れとは異なります。症状や進行も個人によって異なり、初期段階では老化による物忘れと間違われる事も多く、出来るだけ早く専門医の診断を受けることが望まれます。

3.認知症の症状とは?

中核症状と周辺症状に分類されます。
中核症状は必ず現れる症状を指し、記憶(過去の出来事)・記銘(新しく憶える力)の低下、見当識(年月日・時間・場所・人などを認識する力)の障害、計算能力の低下、判断力の低下などが挙げられます。
周辺症状は症状の有無のみならず症状の具合個人差もがあります。原因は様々ですが、本人を取り巻く環境に大きく左右され、中核症状の発症により、不安や混乱を感じた時に本人なりに精一杯解決しようとしている行動が、周辺症状として現れます。例えば、徘徊・異食・妄想・依存・暴言・暴力などが挙げられます。

4. 認知症の症状の緩和とは?

認知症を患うことで自分の意思とは違った行動や結果が生じることがあります。違いや誤りの修正や、問題を解決しようとする行動が周囲には理解しがたい行動に映る事があります。認知症の方が望むこと、不安や混乱を周囲の人が感じ取り支える事で、認知症の方が自分で成し遂げた自信ややる気を引き出すことが出来ます。
グループホームでは、専門的な認知症ケアを行うことで症状の緩和をひとつの目的としています。

5. グループホームの入居条件は?

①認知症の診断が必要です。
認知症の方のみを専門的に受け入れる為、その診断が必要となります。認知症には様々な原因があり専門医の診断により、はっきりとした原因を知ることで、より専門的な関わりを持つことが可能となります。
②要支援2から要介護1~5の介護認定が必要です。
介護保険制度を利用してのサービスです。利用者の負担額は原則1割負担となります。
③住所地が知多市、東海市、大府市、東浦町在住の方。
グループホームは地域密着型介護サービスに位置付けされており、認知症を患っても、住み慣れた地域で暮らすことを目的としています。入居後は住所をグループホームに移すことも可能です。

6. グループホームの受け入れ基準は?

①認知症であること
(診断書・主治医意見書等、認知症であることが確認出来る書類が必要です。)
②介護度が要支援2から要介護1~5であること
(介護保険を申請中の方、これから申請される方もご相談ください。)
③住所地が知多市、東海市、大府市、東浦町在住の方
④常に医療行為が必要でない方
(持病をお持ちでも、通院・往診で対応可能な方であれば問題ありません。在宅酸素・インスリン等、使用している方でも自己管理またはご家族による管理が可能であればご相談ください。)
⑤感染症がない方
(感染症のキャリアの方でも、他のご入居者様への感染の恐れがなければ問題ありません。)
⑥共同生活が営める方

7. ホームの中はどうなっている?

大規模施設とは違い、すべての居室が個室となっており、慣れ親しんだ家具や装飾品など持ち込んで頂けます。
また、共有スペースとして台所・居間・食堂・トイレなどが設けられています。

8. 食事は?

1か月毎の献立表を基に、フロアの台所で調理し、食堂にて食事をとります。栄養バランスや、個々の趣向になるべく沿った献立を考えております。

9. 面会や外泊は?

入所後もこれまでの生活を大切にして頂く為、ご本人様・ご家族様のご都合に合わせいつでもご面会・外泊をして頂けます。ご面会に関しては、共同生活であるため、9時から18時の間でお願いしております。

10. 1か月の費用は?

1か月あたりのご負担額は介護度によって多少異なります。利用料(家賃・共益費・水道光熱費・食費)と介護保険自己負担分が必要です。
詳しくはコチラ